2008年01月19日

未来への扉(千年医師物語3) ノア・ゴードン

千年医師物語シリーズ最終作。現代アメリカでコール一族の末裔RJが信念を持って地域医療に取り組む。
この作品ではアメリカ医療のさまざまな問題が提起されている。地域医療もその一つであるが、他に医療保険制度がないために受けられる医療に格差が生じていることや、中絶反対運動の過激さなどが描かれている。
医療保険制度がないということは想像以上に手間がかかるものらしい。小説で保険会社それぞれの書式に基づいて請求書を作成しなくてはならないのでそれだけで事務の手間が膨大なものになってること、医療保険料が払えず、ましてや治療費も払えないため医者にかからないで悪化させる人がいることなどを読むと日本の医療保険制度を崩壊させてはならないな、と感じた。
また中絶反対運動の過激さは以前ニュースなどで聞いたことはあったが、焼き討ちしたり中絶を行なってる医師を殺したりという描写があるので相当過激なのだとも思った。
RJはそれにも果敢に立ち向かい、自らの信念を貫き通そうとする。
コール一族に流れる医師としての良心が彼女の中にも息づいている。
未来への扉―千年医師物語〈3〉
ノア ゴードン Noah Gordon 竹内 さなみ
角川書店 (2002/04)
売り上げランキング: 338964
おすすめ度の平均: 3.0
3 心に燃える使命

タグ:医療問題
posted by てけすた at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 本のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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