かの地では柳生が吉原をしきりに探っており、誠一郎もそれに巻き込まれることになる。
働くものにとって自由がないように思われる吉原の世界が実はまったく別の世界を持っているということ、徳川の秘密、そういった今までに聞いたことのないような解釈がいろいろ書かれていて目新しく思った。
特に江戸時代の身分制度に関わる部分ではいつの世も権力が何をするのか、という批判が込められてるように思われ、全く自分は狭い部分しかものをみてないのだなあ、と痛感した。
しかし、裏柳生の非道さには読んでて絶句。こんなひどいことしてるんじゃ誠一郎じゃなくたって憤りますよ。
吉原御免状 (新潮文庫)
posted with amazlet on 07.10.20
隆 慶一郎
新潮社 (1989/09)
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おすすめ度の平均: 

惹き付ける男
すさんだ世界にある云わば本物の愛
独特な歴史観が素晴らしい

