2015年05月30日

【懺悔】両方の言い分は聞かないといけないな

ずっと前に読んだ本でこんなコメントを残したことがある。
期間 : 2011年1月6日 ~ 2011年1月6日
奇縁まんだら 続の二
瀬戸内 寂聴 / 日本経済新聞出版社 (2010-11-23)
読了日:2011年1月6日
ひばりの歌を批判しはじめるマイトガイすご。

このときは天下のひばりに負けそうで男の虚勢なのかなみたいな感じで小林旭のことを批評してしまったのだけど、美空ひばりについてちょっと調べたいことがあって検索していると、こんな記事を見つけたのだ。
http://www.asagei.com/24455
「ひばりはアンタと一緒になれなんだら飯食わんと言うとんのじゃ。ええやないか。一緒になったれや」

http://www.asagei.com/24459
やがて彼は、ひばりと母親を中心に回る一家の生活に振り回されるようになってしまう。

http://www.asagei.com/24461
「実はさ、ひばりは小林の籍には入っていなかったんだ。結局はおふくろさんが婚姻届を出すのを拒んだわけさ。つまり、おふくろさんの台本の中では、ひばりの結婚も一つの儀式にすぎなかったということ。だからひばりとはほんの束の間、一緒にいたけど、あれはとても結婚生活というものじゃなくて‥‥」

http://www.asagei.com/24461
「彼女とのことは現実だったのか、夢だったのか‥‥と思うけど、今も毎日、ひとりでさ、この胸の中に思い出して、両手を合わせているよ」

スターに言い寄られてコワモテ関係の人にまでいわれちゃったら、ああなるしかないよなあ。
見えない事情ってあるものである。

小林さん、すいませんでした。
posted by てけすた at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 芸能、テレビ、映画 | 更新情報をチェックする

2015年05月29日

チベット旅行記(上)(下) 河口慧海

今年の正月すぎか?本屋でチベット旅行記の文庫本を見かけて、子供のころ読んだ小学生の百科辞典を思い出した。その中に偉人伝もあって慧海さんものっていたので、懐かしく思い、確か話も面白かった記憶もあったし、それで読んでみようと上下巻でそろったところで購入。
河口慧海は日本での勉強に飽き足らず、大乗仏教盛んなチベットへ渡ってみたいと思っていたのだが、当時欧米列強が植民地政策をとってた時代。チベットは英国を嫌い鎖国を実施していた。皆が危惧するなか彼は用意ととのえ出国する。

本書は出国からチベット入国、そして外国人であることが知れて密かに脱出して帰国するまでを語ったものだ。鎖国チベットに入るために間道を選び、何日も民家のないところをゆき、野宿は非常に過酷。さらにエゲレスのスパイに間違えられるとかいう危険があったりという波乱万丈の行程だけでなく、不思議な加護や彼自身の胆力に負うところの多い危難の避け方など、ほとんどRPGの勇者並み。明治の人間の底力をまた見たような気がする。
また、現地の様子や風俗、チベット国内の様子など一流の学者のような観察力も素晴らしい。
どこの国でもそうだけど、鎖国してるとだんだんと国が腐敗してくるような気がする。その様子は下巻に詳しい。民衆が苦労するわけだ。本人のイラストもまた上手で現地の様子がさらによくイメージできる。

ところで慧海が渡航したのは30代の頃。子供の頃みた百科辞典の話に戻るが、その本のイラストには高い山々とひげの伸びた僧侶が描かれていて、子供だから深くは考えなかったのだけど、お坊さんだからおじいさんと思っていた。そんなわけないよな、あんな過酷なところ。年老いたら無理だわ。浅はかすぎた自分。まあ子供だから仕方ないか。
チベット旅行記(上) (講談社学術文庫)
チベット旅行記(上) (講談社学術文庫)河口 慧海

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チベット旅行記(下) (講談社学術文庫)
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タグ:旅行記
posted by てけすた at 19:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 本 (国内) 小説以外の著書 | 更新情報をチェックする

2015年05月08日

世界はゴ冗談 筒井康隆

ううん、読んでるときにはいろんな感想がよぎったので、久々にブログでも書くかと張り切ってやってきたものの、いざとなるとまとまらない。
ただ、70代を超えてから出された短篇集はちょいと枯れた味わいになっていたのに対し、この短篇集はまた若返った感のあるものがそろっている。特に愛をテーマにしたのかと思うような「不在」とか「メタパラの七.五人」とか。

しかし、この中で一番のお気に入りはペ…もとい、「三字熟語の奇」。
“一大事”から始まる三字熟語がずらずらと並ぶ。最初は一の字が頭についた三字熟語がそろって辞書の様相を呈しているのだが、やがてなにか関連あるようなないような言葉が隣同士に並び始めて、私の無意識を刺激する。それは政治批判だったり、役所についての雑感だったり、戦争のことだったり、といろいろだ。突然隣同士が関連してとんでもない意味をもつのでコーヒー吹いたりしてしまう。危ない。
そのうち熟語たちもまるで夢の中に入ったように、幻想的というか悪夢的というかそんな言葉に代わってゆく。

最近、ストーリーのある文章を読むのがかったるくなってきている。だから本もあんまり読んでないのだが、この三字熟語の奇はまるで鏡のように私の心の中を映し出す。
あ、ちょっとロールシャッハ的というか、ユングの言語連想法みたいな感じ。
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posted by てけすた at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 本 (国内) 小説 | 更新情報をチェックする

2015年05月01日

2015年4月読了本

本全然読めてないんだよなあ。慧海ちゃんのチベット旅行記も下巻になったらちっとも進まなくなった。
期間 : 2015年04月
読了数 : 1 冊
日本の医者 (こころの科学叢書 )
中井 久夫 / 日本評論社 (2010-09-10)
読了日:2015年4月16日
医学組織の批判的な著書。どこの世界でもこういった腐敗は見られる。文学の素養のある中井先生の「抵抗的医師」のあり方はなかなか参考になる。権力の構造を理解した上でのアドバイスなのでそのまま日常生活にも応用がきく。自分が変わらないための心得。
posted by てけすた at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 本 (その他雑談) | 更新情報をチェックする