2015年03月01日

2015年2月読了本

期間 : 2015年02月
読了数 : 2 冊
自発的隷従論 (ちくま学芸文庫)
エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ / 筑摩書房 (2013-11-08)
読了日:2015年2月27日
たった一人の圧政者にかくも隷属してしまうのはなぜか?ラ・ボエシは圧政者に媚びて利益を得る小圧政者の存在を指摘する。圧政者とその取り巻きの構造がまるでネズミ講のようである。うん、それにしても権力とはかくも人の心をたぶらかす甘い汁みたいなものだな。この論文はその後革命などでよく引き合いに出されたそうだけど、打倒権力といっても結局は覇権争いで同じことなんだよね。
生きがい喪失の悩み (講談社学術文庫)
ヴィクトール.E・フランクル / 講談社 (2014-10-11)
読了日:2015年2月9日
精神医学が文学についてあれこれ病的な言葉を持ち出して分析することにかなり批判している。たとえ実際作家が病んでいたとしても、「~だから」ではなく、「~にもかかわらず」その文学は書かれたということを言っていたな。フランクルの思想からもっとも遠いと思われる不条理文学ですら、その不条理を共有するということにおいて苦しみを克服するようにさせてやることができると力強く述べている。
posted by てけすた at 06:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 本 (その他雑談) | 更新情報をチェックする