2015年02月25日

笑犬楼さまw

“もうこの歳になるとなんでも言えるし、書ける。怖いものがない。そのうち書きたいことを書いて日本中から嫌われ、世界中から嫌われ、行く所がなくなってISILの連中に拘束してくれと頼んでも相手にされない、なんてことを考えます。”
偽文士日碌二月二十三日(月)より


余談。
誰とは書かないが、私のごく身近なひとが、最近サイン本を手に入れたのである。
うらやましくてしょうがないのである。
昔、筒井康隆全集を毎月購入しているときに、購入した後で、別の書店でサイン本が置かれているのを発見して、自分のこづかいがもう今月はなくて、非常に悲しくなったときのことを思い出したのである。
なんで、こうサイン本がすれ違うのかな。
posted by てけすた at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ネット 雑談 | 更新情報をチェックする

2015年02月09日

生きがい喪失の悩み V.E.フランクル

以前、私は 意味による癒し ロゴセラピー入門の感想を書いたことがある。その中で「逆説志向」についてかなり気に入って、ロゴセラピーって面白そう、と思っていたのだ。しかし、リサーチ不足のせいもあってロゴセラピーについての本を見つけることができないまま、長い年月が経過してしまった。
今回、フランクルの講演をまとめたロゴセラピーの本が文庫で手に入るようになったというので購入したのが、この本である。

序論と「精神療法を再び人間的なものとするために」というタイトルの講演、及び付録の3篇が掲載されている。
フランクルは、有名な精神分析をはじめとする人間の「深層心理」を軸にした精神療法の回復率は高くないということを指摘し、それは人間的な意志の力といった人間が人間であるところの理性、もっといえば「高層の」心理学が必要なのではないかと説く。それはどういうことかというと、生きることの意味が見出せなくなっている現代人への、うーんうまくいえないが良心とか信仰とかそういったものに近い信念、といったらよいだろうか。フランクルはそれを「意味への意思」という言葉を使っている。

さて、お気に入りの逆説志向のおはなしはロゴセラピーとの他の技法と合わせて紹介されている。それは割愛して、他の技法の一例として「反省除去」。過度に気にして反省することをやめさせる技法で、ひとつの例として、まあフロイトの時代みたいな話だけど、女性でなかなか自分の性的な能力とか官能についてうまくいかないと悩んでいる人がいるわけです。そこでフランクルは、今時間がないので2ヵ月後にまた来ていただきますが、その間自分の悩みはさておいて相手に注意を向けてみてください、というようなことを言って帰したところ、2ヶ月どころか二日後に癒されたといってきたそうなのですね。

フランクルの技法は心理学的にいろいろ説明できるだろうけど、それよりも、この技法の底に流れている人間として生きるとはどういうことなのか、人は単なる動物ではない、というまさにヒューマニティックな考えが息づいているところに感動を覚える。
生きがい喪失の悩み (講談社学術文庫)
生きがい喪失の悩み (講談社学術文庫)ヴィクトール.E・フランクル 中村 友太郎

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タグ:精神医学
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2015年02月02日

2015年1月読了本

1ヶ月で3冊なんて、もう読書ブログとは名乗れない…
期間 : 2015年01月
購入 : 3 件 2,280 円
大事なものは見えにくい (角川ソフィア文庫)
鷲田 清一 / 角川学芸出版 (2012-11-22)
購入日:2015年1月1日 / 金額:802 円
“筋の通った人生というのは、虚構や思いなしを養土としているということ。”という一文で、タイトル忘れたけど昔、筒井康隆のエッセイで美人美男意識について書いていたのを思い出したな。
白鶴ノ紅-居眠り磐音江戸双紙(48) (双葉文庫)
佐伯 泰英 / 双葉社 (2015-01-05)
購入日:2015年1月5日 / 金額:700 円
急に田丸クンがクローズアップされたのでどうしたことかと思ったが、今時代は武左衛門一家に注目。品川さんとこはどうするのかな。
いねむり先生 (集英社文庫)
伊集院 静 / 集英社 (2013-08-21)
購入日:2015年1月1日 / 金額:778 円
博打と幻覚というジャンルで色川武大と体験を共有するという人はなかなかいないのではないか。もしかして著者か色川武大に興味ある人じゃないと入り込めないかもしれないが、筆致が良い意味で軽いので中身に比してそれほど読みにくいという感じはない。いやむしろ面白かった。
posted by てけすた at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 本 (その他雑談) | 更新情報をチェックする