活躍といっても表舞台で派手に活躍するのではなく行き掛かり上やむ終えずといった感のするところがなんとも心に染み込んでくる。
そりゃ自分自身が何一つ曲がったところのない人間で悪を誅するために討つ、という設定もいいかもしれないが、この短篇集の話の良いところは日ごろダメダメな部分のある人物が実は侮れない人物でもある、というところなんだろうと思う。さらに主人公にしてみれば不本意な結末になる話もいくつかあるのだが、そういう結末でもあまり悲壮感が漂ってこないのが読者の安心感を裏切らないのではないだろうか。
どこか飄々とした感じの本である。
たそがれ清兵衛 (新潮文庫)
posted with amazlet on 07.10.29
藤沢 周平
新潮社 (1991/09)
売り上げランキング: 26962
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映画とはまったく別物の藤沢ワールド
侍としての矜持
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